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ナノコンポジットWは、次世代の環境対策塗料の開発をめざす思いから生まれた水性高性能エコ塗料です。ナノテクノロジーと呼ばれる極小世界の技術を駆使して、塗料に使用する樹脂(石油系資源)の量を必要最小限まで減らすことに成功しました。 さらに、樹脂に内包されている超微粒子シリカが、塗膜内に緻密かつ均一に分散し、耐汚染機能を始めとするきわめてハイレベルな6つの機能を合わせ持つ高性能エコ塗料です。
これらの画期的な成功は、科学技術振興機構、京都工芸繊維大学(木村教授)との産学官の連携により生まれました。
樹脂とは塗膜の中で“つなぎ剤”の働きをする最も重要な成分です。一般に水性塗料で使われる樹脂は、エマルション樹脂というもので、水中に小さな樹脂の粒子が分散した牛乳のような形態をしたものです。(建築用塗料に使う樹脂は水には不溶のため、このような形態のものを使用します。)
今回開発しましたナノコンポジットエマルション樹脂は今までのエマルション樹脂に比べ、
@非常に小さい
Aシリカ粒子を内包している
という点で大きく異なっています。

ナノコンポジットエマルション樹脂から水が蒸発すると、無数の超微粒子シリカが緻密かつ均一に分散したフィルムになります。このフィルムは、これまで不可能であった無機質的な(石やガラスのような)特長を有しています。これによりナノコンポジットWの6つの機能が可能になりました。
物質の特性を決定づける構造(結晶の大きさや粒子の直径など)の少なくとも一つが、ナノメートル(nm:1メートルの10億分の1) のサイズである物質を作り出すこと、およびそれらの物質を組み合わせて製品を作り出す技術のこと。
大学をはじめとする教育研究機関で生み出された技術やノウハウを民間企業において産業化へ結びつける活動のこと。産業界・教育研究機関・国及び地方自治体の三者が共同してそれぞれのニーズのマッチングを図ることで、経済活動と社会貢献活動に貢献することを目的にしている。

